リウィウスを読もう!

ティトゥス・リウィウスの「ローマ建国以来の歴史」、
完全日本語訳がまだされていないこの史料を読もうという試みです。
自己中心的なことに、スタートは21巻からです。いつになることやら分からないけれど、エンドは30巻です。
要するに、第二次ポエニ戦争限定です。

*はじめてお越しの方は、「はじめに」をご覧ください。
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21-9
サグントゥム包囲戦は膠着状態に。
ローマからハンニバルへの使節到着。ハンニバル、面会拒否。
使節はカルタゴ本国へ向かう。
 戦闘はかなりの時間続いていたが、どちらも譲らなかった。サグントゥム人たちは絶体絶命の状況でもはや一歩もひけないために死に物狂いで戦い、一方カルタゴ人はサグントゥム人たちがなかなか降伏しないので、自分たちのほうが負けているんじゃないかと思うようになってきた。守備兵たちが突如として鬨の声を上げてカルタゴ軍を城壁の残骸あたりまで押し戻した。混沌に陥ったカルタゴ兵はさらに後退してしまい、ついには陣営まで敗走することとなってしまった。
 一方その頃、ローマからの使節が到着したという知らせが陣営を駆け巡っていた。ハンニバルは使節が入港した港に使者をやり、使節たちに警告を発した。周囲の部族はみんないきり立って武装しているので港から内陸に入るのは大変危険であること、そしてハンニバルは現在多忙につき使節と面会する時間がないということを伝えさせた。もしも面会を拒否すれば使節がカルタゴ本国に向かうということは、ハンニバルも承知のことだった。ハンニバルはローマ使節団に先んじて本国に伝令をやり、親バルカ派に書状を届けさせた。書状の内容は、ローマに使節が迫っているという警告と、反バルカ派がローマに対していかなる譲歩も受け入れないようにしてほしいというものだった。
| livy | 21巻 | 15:36 | - | - | - | -
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