リウィウスを読もう!

ティトゥス・リウィウスの「ローマ建国以来の歴史」、
完全日本語訳がまだされていないこの史料を読もうという試みです。
自己中心的なことに、スタートは21巻からです。いつになることやら分からないけれど、エンドは30巻です。
要するに、第二次ポエニ戦争限定です。

*はじめてお越しの方は、「はじめに」をご覧ください。
<< 21-2 | main | 21-4 >>
21-3
ハンニバル、将軍となる。反バルカ一派のハンノ、議会で反対演説を行う
 兵士たちはハンニバルを宮殿につれていき、彼こそ我らが将と宣言し、喝采がそれを受け入れた。市民もこれに従った。
 ハシュドゥルバルは、まだ十分に大人とはいえないハンニバルを、手紙を送って呼び寄せた。このことは議会で話し合われた。親バルカ一派は、ハンニバルに十分な軍隊経験を積ませて、父親の地位を継がせるために、あらゆる努力を試みた。反バルカ一派のハンノはこのハシュドゥルバルの要求に反対だった。
 「ハシュドゥルバルの要求はもっともだといえるが、我らはそれを受け入れるつもりはない。あの男は自分の若盛りをハンニバルの父親の楽しみに差し出したからといって、その見返りにハンニバルから自分が同じものを受けることが当然だと考えているんだろう。軍事的教練を受ける代わりに、若者が将軍の欲望の餌食になることがまかり通っては困る。ハンニバルが父親から譲り受けた権力の価値を目の当りにするには、もう少し時間をかけるべきではないだろうか。
 私が思うに、あの若者に必要なのはじっくり家に腰を落ち着けて、他の市民と変わらぬ一市民として、法と政務官に従順たるべきことを学ぶべきだ。さもなければ、今は小さなこの火が、いつか大きな災いとなることだろう」
| livy | 21巻 | 10:54 | comments(1) | - | - | -
ここで言われている「ハシュドゥルバル」は娘婿でいいんだよね? 手紙を送ってスペインに呼び寄せたり、そのことが議会で問題になったりしているのはいったいいつのことなんだろう?? 
| ニワセ | 2006/01/12 6:05 PM |










1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
<< December 2019 >>

このページの先頭へ